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コラム

ハンマーフェルトの 虫食い 修理!

穴だらけのハンマーでは 良い音は無理


17年調整ブランクのあるアップライトピアノです。
ご実家に眠っていたピアノでレッスンを始める為、調律に伺いました。
その間に ウールに付く虫にハンマーをやられてしまいました。


お客様も音の狂いと調整くらいで復活出来るのでは?
と 軽くお考えになっていたようです。


ピアノはピアノ線を叩いて音を出す打弦楽器です。
弦に当たった瞬間、発する音は決まります。
虫食いでも ハンマーの先端に弦が当たるので
ハンマーの形状には関係ないのでは?
と 思いがちですが、それは違います。


以前にも述べた事がありますが
ハンマーは 芯になる板状のハンマーウッドに 
1台分の横長のハンマーフェルトを巻き接着し、
ビョウで止め 一音づつカットした物が
シャンク(柄)に取り付けられてます。
そして ハンマーの表面の突っ張り具合(赤い矢印)で
ハンマーの硬さが決まる訳です。
穴だらけのハンマーでは 打弦はしても
音量や音色のバラつきは出てしまいます。



今回の処置としては
虫食いの深い部分もありましたが
ハンマーファイリング(ハンマー整形)をして
表面を削り取り 新しい面を出してみました。
これで綺麗な音が 出るようになります。

深刻の場合は ハンマーヘッドの交換などの
高額の出費も あり得ます。

ご自身のピアノ、大丈夫ですか?
人間の体と一緒で、ピアノも定期健診が大事ですよ!


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